はじめに |
齋藤有紀子(北里大学医学部医学原論研究部門、専任講師)
|
序章 |
母体保護法・人工妊娠中絶の現代的意味:問題を共有していくために/齋藤有紀子
|
1章 |
母体保護法の歴史的背景/松原洋子(立命館大学産業社会学部、教授)
|
2章 |
国民優生法・優生保護法と精神科医/岡田靖雄(精神科医・精神科医療史研究)
|
3章 |
強制不妊手術の過去と現在:ドイツ・スエーデン・日本/市野川容孝(東京大学大学院総合文化研究所、 助教授)
|
4章 |
刑法と母体保護法/甲斐克則(広島大学法学部、教授)
|
5章 |
精神障害者と「優生」/加藤真規子(精神障害者本人の会NPO法人こらーるたいとう代表)
|
6章 |
産婦人科医にとっての母体保護法/佐藤孝道(聖路加国際病院産婦人科部長、生殖医療センター所長)
|
7章 |
人工妊娠中絶を選択した女性のケア:看護助産職の調査から/大久保美保(看護系大学、非常勤講師、 助産師)
|
8章 |
妊娠中に胎児に「予想外の出来事」があった女性たちの体験/中込さと子(広島大学医学部保健学科、助 教授)
|
9章 |
ドイツの胎児条項廃止とドイツ人類遺伝学会声明/玉井真理子(信州大学医療技術短期大学部、助教授)
|
10章 |
多胎妊娠と減数手術:主として母体保護の観点から/根津八紘(諏訪マタニティークリニック、院長)
|
11章 |
新生児医からみた多胎妊娠と減数手術/加部一彦(愛育病院新生児科部長)
|
12章 |
双子の妊娠と育児/堀田久美(菜桜助産所、助産師)
|
13章 |
人工妊娠中絶と女性の自己決定権:女性の身体の自由の選択権をめぐって/三輪和恵(女性の人権研究所、か らだと性の法律をつくる女の会メンバー)
|
14章 |
女性と障害者:女で障害者の私が、女の運動の中から考えること/米津知子(会社員、「SOSHIREN女(わ たし)のからだから」所属)
|
15章 |
確かに言えることと確かに言えないこと/立岩真也(立命館大学政策科学部、助教授)
|
資料 |
刑法「堕胎罪」、優生保護法、母体保護法 |